VPN接続はそれ自体が安全さを保つための技術ですが、普段から正しく準備し、利用に気をつけないと新たな危険の元になります。本記事では情報セキュリティの点で、VPN接続中だけでなく接続していない普段から気をつけたいポイントをまとめています。
VPN接続前に知っておきたい情報セキュリティ対策のポイント
ポイントは以下の3点です。
- アクセス先の国が決めた法律とともに、アクセスして利用する各種サービスの規則を守る
- VPN接続をする際に使用する機器を最新の状態にし、基本的な情報セキュリティ対策を徹底する
- VPN接続用のアプリは信用のある企業のサービスを利用する
アクセス先の国の法律や各種サービスの規則を守る
情報セキュリティ対策の取り組みは、それぞれのルールを守ることから始まります。VPN接続とは一見別の話しのようですが、これでさまざまなリスクを回避できます。ルールが決められた理由がわかればルールを守る必要性も理解できるからです。例えば国により、自国内の企業や国民のために規制している場合があります。また企業の場合では、著作権の保護など自社の利益を確保する目的もあります。ルール全てを把握することは大変ですが、危ないことをすることは避けるべきです。
本サイトでは、以下の記事でVPN接続サービスを安心して利用するための要点を説明しています。
VPN接続をする際に使用する機器を最新の状態にし、基本的な対策を徹底する
情報セキュリティの基本的な対策は、VPN接続をする際にも有効です。具体的な対策は以下の通りです。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の公開情報を一部参考にしています。
- PCで使用しているOSやソフトウェアを最新の状態に保つ
- ウイルス感染対策として対策ソフトを適切に設定し、接続する機器を限定する
- PCやUSBメモリなどの外部記憶機器を外部に持ち出す際は、所属する組織のルールに従う
- パスワードは使い回しをしない
- バックアップとリストア(復元)を確実に設定し、実際にリストアできることを確認する訓練も行う
- メールやSNSで不審なサイトにアクセスしたりファイルをダウンロードしない
VPN接続用のアプリは信用のある企業のサービスを利用する
無料VPN接続サービスやアプリは国内外に多く公開され、手軽に始めることはできます。それでも有料のVPN接続サービスをおすすめする理由は、情報セキュリティを向上させる機能が用意されているからです。詳しくは「MillenVPNでセキュリティ対策を強化する方法」の章で解説しています。
VPN接続の正しい使い方
たとえ悪意のある第三者による攻撃があったとしても極力防御できるよう、VPN接続中だけでなく接続していない普段から注意すべきことがあります。基本的な対策から実施することをおすすめします。
VPN接続前に注意すること
まずはインターネット接続に利用する機器を正しく設定することが大切です。例えばルーター機器では以下の見直しがあります。
- ファームウェアのバージョンアップを自動化し常に最新の状態にする
- 接続できる情報機器を限定する
- 無線接続の場合は暗号化のレベルをより強固にする
接続時の設定や使い方
- 信用のあるVPN接続サービスを選ぶ(メリットばかりではなくリスクも開示するサービスを選び、無料サービスの利用は控える)
- VPN接続サービスが推奨する手順にそって操作する
- 安易に余計な操作はしない(怪しいWebサイトの閲覧、送信者不明のメールに添付されているファイル開くなど)
VPN接続していない普段から注意すること
- 基本的な情報セキュリティ対策は常時する(アクセス制限、ウイルス感染対策、パスワード管理など)
- バックアップと復元手順の確認(想定外の事態でも早く復旧する手段)
- 情報セキュリティ全般について関心をもち対策をする(利便性、コスト、リスクのバランスを考慮)
MillenVPNでセキュリティ対策を強化する方法
MillenVPNを利用し情報セキュリティを考慮することで、安全にVPN接続できるようになります。またさまざまなリスクを抑え、低コストで利便性を向上も可能です。「MillenVPN」の主な特徴は以下の通りです。
リスク低減
ノーログポリシーの確認
VPN接続サービス会社の方針(ポリシー)で、利用客のアクセス状況などの履歴データ(ログ)をサーバー上に残さないことを示しています。利用者としてプライバシーを確保するために、VPN接続サービス会社の管理方法に不安がないか確認しましょう。
フリーWi-Fiの安全な利用
フリーWi-FiでつなげてからVPN接続をして暗号化する方法がおすすめです。通信経路の全ではなく一部の対策とはいえ、公衆無線LANでは暗号化されていない通信データを覗き見られる危険を減らすことが可能です。本来からあるVPN接続の目的が覗き見の防止だからです。
法規制の考慮
MillenVPNの運営企業が「日本の憲法、法令に基づいて運営」しているため、利用者として適正な利用を心がければ無用なリスクを回避することができます。
利便性の向上
接続方法が複雑で十分な速度が出なければ、せっかくVPN接続しても意味がありません。さらにPCやスマートフォンから、いつでも、どこからでも、どのような方法でも接続できないと不便です。MillenVPNには以下の特徴があるため利便性の向上が期待できます。
高速な回線速度
代表的で老舗の大手VPN接続サービスと比較して、MillenVPN の速度は決して見劣りすることはありません。VPN接続による速度低下が原因で、生じるストレスを解消することもできます。本サイトでは測定結果をNodeVPN および ExpressVPN と比較しています。詳細については下記のページにまとめています。
専用のソフトウェアやアプリの利用が可能
一口にVPN接続と言っても利用目的は多種多様であり、一つの接続サービスで全てを実現することは困難です。MillenVPN では用途に応じて、以下の3つの方法を使い分けることができます。
- MillenVPN
- MillenVPN Native OpenConnect
- MillenVPN Native
例えばインターネットを検閲し海外への接続を規制して国からも、VPN接続で解消することができます。詳細は MillenVPN 公式ページにて比較しています。
同時接続数が10台のため、複数の情報端末からの利用が円滑
1つの契約で複数台のデバイスを同時に使用できるため、利便性が向上します。同時接続数の比較ではnordvpn は6台、ExpressVPN は8台に比べてMillenVPN は10台と優れています。
コスト
MillenVPNでは「サブスクプラン」と「ワンタイムプラン」の2種類あり、それぞれ月額360円(2年プラン)、7日間580円から用意されています。
まとめ
VPN接続本来の目的を理解し機能を活用すれば、さらなる情報セキュリティの向上が期待できます。複雑な設定を自動更新するなど管理方法を効率化し、情報セキュリティに関するリスクの低減を心がけましょう。
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