VPN接続の活用事例と気をつけたいこと

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VPN接続をすることで、オンラインサービスの利用がより安全で便利になります。本記事では日常生活だけてなく、仕事でも役立つ事例をまとめています。円滑に利用を継続するためには注意すべきポイントがあります。

VPN接続を賢く利用するためのポイントと注意点

オンラインサービスの利用にあたりVPN接続の善し悪しのバランスを知り、リスクを分散させルールを守って利用することが重要と考えます。

賢く利用するためのポイントとは

利便性とリスクの兼ね合いを考慮する

手軽に役立つからといって、やりたい放題やらないことが大切です。情報セキュリティのリスクに絶対はなく、無条件に信頼すべきではありません。また今は良くても、今後リスクは変動する可能性があるからです。

通信経路の代替手段として活用する

継続してオンラインサービスを利用するためには、以下を比較的低コストで整えると安心です。

  • ネットワークの経路に安全対策をする
  • 複数の経路を用意する

注意点

利用する環境をよく調べる

国をまたいでVPN接続をする際に、接続元と接続先の両方の国で利用して大丈夫か確認する必要があります。違法なことをしなくとも、VPN接続自体を禁止や制限している国(地域)があるからです。政情にも大きく左右され、法律が変わる可能性も考慮すべきです。それらの規制や違法性について、本サイトでは以下のページで解説しています。

VPNとVPN接続サービスとは異なる

VPNは企業などが構築し、外部に対して閉じたネットワークを指しています。一方VPN接続サービスとは、通信経路の一部にVPN技術を使ったサービスです。主な利用者や目的、コストが違うため、混同せず別のものとして理解しましょう。

以上を前提に具体的な活用事例をご紹介します。

今いる場所では利用できないWebサービスをどうしても使いたい

国(地域)外からアクセス制限をしている場合と、国(地域)外へ制限をしている場合に分けられます。

国(地域)外からアクセス制限をしている場合

インターネットで公開しているテレビ番組が代表的です。視聴者の利便性や提供するデジタルコンテンツの権利保護を目的に、自国内からのアクセスしか許可しない状況を想定しています。全てではありませんが、VPN接続により海外からも視聴できる可能性があります。

利用にあたって、コンテンツ提供元のルールを確認する方が無難です。本サイトでは以下の記事で、国別のYouTubeと韓国テレビ局 KBS で公開されているコンテンツの視聴方法について解説しています。

国(地域)外へアクセス制限をしている場合

どんなに世界中に普及し始めたWebサービスでも、国(地域)の監督官庁による方針で、アクセスやその利用を制限していることがあります。昨今の事例では人工知能チャットボット「ChatGPT」があります。その先進性とともに様々な弊害のあることも、制限されている原因の一つでしょう。例えばデータ流失など情報セキュリティ上の問題や、教育分野での悪用などの弊害が指摘されています。

参考情報(外部サイト)

以下の情報によれば「ChatGPT」はロシア、中国、イラン、北朝鮮で制限があります。

参考情報(外部サイト)

また本サイトではイタリアからの規制も確認しています。(2023年4月時点)

情報セキュリティ対策を向上させる手段

フリー(公衆)Wi-Fi接続時の安全性向上

インターネットへの接続が自宅や職場のある建物内に限定せず、自由に外出先からも接続できれば利便性が高まります。その一方でリスクにさらされる可能性も増えます。特に通信経路はいくら利用者が使い方に気をつけても、防御できないことが多々あります。

無料で提供されているフリー(公衆)Wi-Fi全てが危険ではありません。程度の差はあっても、各サービスの提供者はできる限り情報セキュリティ対策を行っています。それでも行き交うデータの覗き見や改ざん、マルウエアなどのウイルス感染などのぜい弱性が残ることがあります。

この状況では、フリー(公衆)Wi-Fi の利用時にVPN接続するだけで、完全に安全な環境が手に入るわけではありません。それでも一部の通信経路と制御するプログラムの利用で、情報セキュリティでの安全性を高めることが期待できます。アプリの設定方法はそれほど難しいわけではなく、比較的低コストですぐにでも導入が可能です。

VPN接続サービスは多くあり選択が難しいため、信用のある情報を参考にすることをおすすめします。日経クロステックの記事にある「定評のある有料の事業者」欄では、「MillenVPN 」が紹介されています。

接続先のサービスを有利に利用する

海外の業者から直接安く商品を購入する

海外の販売者から商品を直接買えば、より安くなる可能性があります。VPN接続でその国(地域)からのアクセスとしてみなされれば、その国(地域)内での価格で商品を購入できることがあるからです。商品代金の決済や、輸出入の手続きが円滑にできればお得ですが、以下の注意点があります。

・販売者の規約で禁止されていないか要確認(禁止されていなければこの方法は有効)
・物流コストと貿易手続きの煩雑さ
・為替レートの急激な変動

デジタルコンテンツを購入する

物流が伴わない商品を購入する際も同様です。例えば多様なアプリなどデジタルコンテンツのサブスクリプション(定期購読)が代表的です。こちらも購入の際は上記の項目について確認した方が無難です。

販売者の規約を守る理由は、以下の記事で「アクセス先の国の法律や各種サービスの規則を守る」の箇所にて解説しています。

 購入時には販売者が掲げる規約を順守するだけでなく、当該国の政情や法律について最新情報を確認し、リスクを事前に把握することも重要です。違反の状況により販売者や決済代行業者などから、利用のアカウントが凍結されることもあります。 

閉じたネットワークに接続できない時の代替手段

安全な通信経路が万一接続できない時に、より安全に接続する暫定の方法として有効です。例えばテレワークなどで外出先から勤務先のネットワークに接続できない状況では、代替手段としてVPN接続サービスの利用が検討できます。これで全く業務ができない最悪の事態を避けることができます。情報セキュリティのリスクが増すため、ルールの見直しが必要になります。

まとめ

ふだんの生活や業務に欠かせないさまざまなオンラインサービスを、VPN接続によりさらに賢く利用するためのポイントと留意点をまとめました。安全で安心してVPN接続サービスを活用することで、ぜひ実現していただきたいと考えます。

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